React DOM API

react-dom パッケージには、ウェブアプリケーション(ブラウザの DOM 環境で動作する)でのみサポートされるメソッドが含まれています。これらは React Native ではサポートされません。


API

これらの API はインポートしてコンポーネントで使用できます。これらはあまり使用されません。

  • createPortal は、DOM ツリーの別の場所に子コンポーネントをレンダーできるようにします。
  • flushSync は、React に state の更新を強制的にフラッシュさせ、DOM を同期的に更新させます。

リソースプリロード関連の API

これらの API は、例えばスクリプト、スタイルシート、フォントなどのリソースを必要とする別のページに実際に遷移する前に、それらのリソースが必要となることが判明した時点で即座にプリロードを開始することで、アプリを高速化するためのものです。

React ベースのフレームワークは、多くの場合リソースの読み込みを自動で処理してくれるため、この API を直接呼び出す必要はないかもしれません。詳細はフレームワークのドキュメントを参照してください。

  • prefetchDNS は、接続予定の DNS ドメインネームに対応する IP アドレスをプリフェッチします。
  • preconnect は、具体的なリソースが不明な場合でも事前にリクエスト先のサーバへの接続を確立します。
  • preload は、使用予定のスタイルシート、フォント、画像や外部スクリプトのフェッチを行います。
  • preloadModule は、使用予定の ESM モジュールのフェッチを行います。
  • preinit は、外部スクリプトのフェッチと実行、またはスタイルシートのフェッチと挿入を行います。
  • preinitModule は、ESM モジュールのフェッチと実行を行います。

エントリポイント

react-dom パッケージは、2 つの追加のエントリポイントを提供します。

  • react-dom/client は、クライアント(ブラウザ内)で React コンポーネントをレンダーするための API を含んでいます。
  • react-dom/server は、サーバ上で React コンポーネントをレンダーするための API を含んでいます。

削除済み API

以下の API は React 19 で削除されています。