React の組み込み API
createContext
を利用すると、子コンポーネントに対してコンテクストを定義および提供できます。useContext
と一緒に使用されます。forwardRef
を利用すると、コンポーネントの DOM ノードを ref として親に公開できます。useRef
と一緒に使用されます。lazy
を利用すると、コンポーネントのコードの読み込みを初回レンダーまで遅延することができます。memo
を利用すると、同じ props を持つコンポーネントの再レンダーをスキップできます。useMemo
やuseCallback
と一緒に使用されます。startTransition
を使うと、state の更新を低緊急度 (non-urgent) としてマークできます。useTransition
に似ています。act
を使うと、テスト環境でレンダーやユーザ操作をラップして、アサーションを行う前に更新が確実に処理されるようにします。
リソース API
リソース (resource) とは、state として保持しなくともコンポーネントからアクセスできる情報のことです。例えばコンポーネントはプロミス (Promise) からメッセージを読み取ったりコンテクストからスタイル情報を読み取ったりできます。
リソースから値を読み取るには以下の API を使用します。
function MessageComponent({ messagePromise }) {
const message = use(messagePromise);
const theme = use(ThemeContext);
// ...
}